乳がんの治療

Treatment

乳がんの治療は、手術や放射線治療の局所治療と、ホルモン療法や抗がん剤からなる全身治療の二本柱になります。
乳がんの診断となった場合には、サブタイプと言われるそれぞれの乳がんの性格や、進行度に最も適した治療を提供します。

手術療法

乳房切除術と乳房部分切除術があります。MRIや超音波による、より正確な広がり診断を行い、適切な術式を提示します。

化学療法(抗がん剤療法)

抗がん剤を通院で点滴を投与します。体内に潜んでいるかもしれないがん細胞の根絶を目指す治療です。
診断時に化学療法が必要と判断された方は、手術の前におこない、がんを小さくしたり、完全消失を目指す術前化学療法をおこなうことも標準治療にひとつです。
術前に行うことで、化学療法の治療効果が評価できるため、手術をより小さく切除することが可能になる場合や、術後の治療をより良いものに変更することができるメリットがあります。

内分泌療法(ホルモン療法)

約70%の乳がんは女性ホルモンの刺激を受けて増殖するため、術後に内分泌療法によって女性ホルモンをブロックすることが必要になります。
術後5~10年の内服が必要になりますので、術後に定期的な通院で処方とともに検査を行っていきます。

セカンドオピニオン

他院で診断がついている・これから治療を開始する・治療中であるなどの場合は、現在のエビデンス、ガイドラインを元に最適な治療のセカンドオピニオンをお受けします。
病院窓口にお問い合わせ下さい。