鼠径ヘルニア（脱腸）手術とは、皮膚の下に小腸、大腸、内臓脂肪などが飛び出して、足の付け根の部分(鼠径部)が膨らむ疾患です。

立位や腹圧をかけると膨らみが大きくなり、横になると引っ込むことが多いです。

胆嚢炎、胆石症、胆嚢ポリープに対する手術です。

みぞおちや右上腹部の痛みを生じた場合には胆石症の可能性があります。
非常に強い痛みや吐気嘔吐を伴うこともあります。胆石が胆汁の流れを妨げて細菌が増殖すると胆嚢炎になり、より強い痛みや発熱を伴います。
このような痛みを伴う胆石症や胆嚢炎の治療には胆嚢摘出術が必要になります。
また１cmを超える胆嚢ポリープも悪性腫瘍との鑑別が困難となるため、胆嚢摘出術をお勧めします。

急性虫垂炎(もうちょう炎)に対する手術です。

大腸の入り口である盲腸からしっぽのように細長く伸びる臓器を虫垂と呼びます。
虫垂に便や食べ物の残渣が詰まって細菌感染を起こしたものが虫垂炎です。
初期はみぞおちの痛みがあり、次第に右下腹部の痛みとなります。軽い炎症であれば抗生剤の投与で軽快しますが、炎症が強いときには手術が必要です。
当院では可能な限り、腹腔鏡下虫垂切除術を行います。